2SA15H
通信工業用ゲルマニウムトランジスタ 日立 2SA15H
現役当時はAM周波数変換用として活躍しました。
型番末尾の「H」は通信工業用を意味し、一般民生用とは区別されていました。
【諸元】
製 造:株式会社日立製作所
構 造:ゲルマニウムPNP合金接合型
旧 称:2N219,HJ23D
【最大定格】
コレクタ・ベース間電圧 : −16V
コレクタ電流 : −15mA
コレクタ損失 : 80mW
遮断周波数 : 12MHz
《日立通信工業用「Hシリーズ」高信頼トランジスタの特徴》
(1)経年変化が僅少である
完全なエージングにより最大定格以下での使用に対してはほとんど経年変化を示しません。
(2)規格の幅がせまい(ばらつきが少ない)
規格の幅を一般品種より一段とせばめ、また使い易さを考慮して、中心値を決めていますので、回路設計に際して非常に有利です。
※日立通信工業用半導体製品一覧表(1962年発行)より抜粋。
某ギターアンプ店では通信工業用ではない一般民生用が「2N2614互換パーツ」と称して1本1,050円で販売されていました。(驚)
画像及び本文:klx_111様